アナウンサーの採用試験には、フリートークの課題も出されます。
例えば、「写真を見て2分間のフリートークをする」、「お題をだされて1分間のフリートークをする」などといった感じですね。
なぜアナウンサー試験で「フリートーク」の能力を問われるのか?
一番は、想像していないハプニングが起きたときでも、原稿なしで番組をつなげられるか能力があるかどうかでしょう。
例えば、大阪府北部を中心に最大震度6弱を記録した大地震が起きましたが、緊急ニュース番組では原稿が間に合わないけど、届けられた情報だけで番組をつなげなければならないこともありますよね。
生中継も想像していないハプニングの可能性は高くなりますので、絶句してしまったり、オロオロとしていては番組としては成り立ちませんよね。
報道ではなく、お笑いやスポーツの方にまわされたときにも、感動の場面を的確に表現できないと困ります。
なので、アナウンサー採用試験では、フリートークの能力だけでなく、想定していない出来事にも動じない不動心も評価されているのです。
アナウンサーに求められるフリートークとは?
目の前に起こる出来事を客観的に伝える反応力と、ストーリーを的確に構成力です。
報道
一言でいえば、ニュース原稿を即興で作成する能力。
お笑いやスポーツ
お笑い番組のMC、スポーツ実況のフリートークでは、笑いや感動を具体的な言葉としてる伝えられるオチが求められます。
採用試験でのフリートークの作り方
即興のフリートークでなくとも、時間内で収まるように自由に話すのは難しいですし、なにより緊張でしゃべり続けるのも困難ですよね。
アナウンサー採用試験のフリートークでは、「自分のふるさと自慢」などあなた個人のパーソナリティーも聞くことのできるオチがあるシナリオを求められることが多いので、ここでは心を動かすシナリオ作りで汎用性のあるフレームワークを紹介します。
序破急
序破急とは、『つかんで、驚かして、満足させる』考え方です。3分割なので時間が決められているフリートークをまとめやすいですし、人に伝わりやすい話の流れになりますから、扱いやすいはずです。
ポイントは、『採用試験なので自己PRも話に入れる』、『トッ拍子もない話ではなく、役に立つ情報とする』、『審査員が思わず共感し、応援したくなる終わり方にする』などを、自分なりに工夫して、素早く話の構成し、話せることです。
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序(つかみ)
面白そうと思ってもらうことが大切です。
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破(本題)
驚きを与え、心を揺らす。
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急(クライマックス)
腑に落ちることが大切です。
フリートークの練習方法
スマホにもストップウォッチ機能があるので時間を計りながら、1・2・3分間など時間を決めて話す練習してみてください。
フリーアナウンサーの集客手段のように、youtubeなどにアップしてみてもいいでしょう。第三者の評価を受けられますので、お金のかからない方法として活用してみて下さい。
まとめ
自己訓練でアナウンサー採用試験のフリートーク対策に役立つをことを紹介しました。
フリートークのフレームワークを知っておくだけでも、自分の考えをまとめやすくなりますし、第三者に高評価になりやすいフリートークになるはずですよ。