テレビのニュースやワイドショーなどで、毎日のように見る天気予報。いずれもお天気コーナーになると、気象予報士やお天気お姉さんが担当していますね。どちらも同じようにお天気情報を解説してくれますが、どんな違いがあるのでしょうか?
気象予報士
気象予報士とは国家資格である気象予報士試験に合格した人のことです。様々なデータをもとに毎日の天気を予測するのが仕事です。気象予報士になるには、とても難しい試験を突破しなければなりません。年二回の試験があり、年齢や性別はの制限はありません。合格率が例年5%前後と言われておりかなり低く難関な試験です。資格を手に入れるには相当な努力と勉強量が必要になります。大人でも試験に通るのは至難の業ですが、中には中学生で合格した優秀な人もいて話題になりました。
試験は学科と実技の両方あり、学科試験が合格点を越した者のみ実技試験が行われます。テレビで活躍している人達も、きっと相当な勉強時間を積んで来たのでしょう。そして自然相手の仕事です。天気予報は100%確実に当たるわけではないので、精神的苦労も多い職業なのです。特に最近は異常気象が多く、経験したことのない気象になったり予測するのも一苦労でしょう。変わり続ける地球の気象です。日々の勉強も大切になってきます。
ニュースを見ているとキャラの強い人や解説の面白い人など、テレビで見る人はタレント気質の人も多いです。タレントの石原良純さんが資格を持っているのは有名ですね。気象予報士と言うとニュースなどで見かける人のイメージですが、メディアで活躍する人はほんのごく一部です。ほとんどの人は一般企業に勤めています。気象庁などの公的機関や、民間企業の専門分野で働いていたりするのです。資格を持っていても求人が少ないのが現状のようです。
お天気キャスター
では同じようにお天気を伝えてくれるお天気キャスターはどうでしょう?毎朝お天気お姉さんの顔を見て、元気をもらって出勤する人もいるかもしれませんね。いずれにしてもお天気キャスターをしている人は、若く可愛らしい女性が多いです。
お天気キャスターをするにあたって、基本的に国家資格は必要ありません。タレントやモデル、アイドルを目指している人、アナウンサー志望の人もいるでしょう。すでにどこかの事務所に所属している人も多いようです。そのために美人が多いのですね。中には現役大学生が担当していることもあります。実際にキャスターを終えた後、タレントとして活躍している人もい多いです。現役キャスター中に人気が出てファンがつく事も珍しくありません。
お天気キャスターは天気の予想や詳しい解説などはせず、すでにできている原稿を読み上げるのが仕事です。自分でボードに絵を描いて説明したり、天然おとボケキャラだったり個性があるのも重要です。平日は毎日帯びで仕事の場合もあるので、朝の担当の人はかなりの早起きで出社になります。毎回の生放送なのでそれなりの度胸も必要になります。
しかし毎日お天気を伝えていると、自然と気象に興味を持つ人もいるかもしれません。国家資格に興味を持つ人もいるでしょう。最近は女性の気象予報士の人も見かけるようになりました。一見お天気お姉さんに見えて、実は資格を持っている才女なんて素敵ですね。
でもまだまだ男性に比べると女性の予報士は少ない世界です。これから活躍する女性が増えるのを期待したいです。毎日の朝の顔になると、たくさんの人に覚えてもらえるので希望者は多いでしょう。芸能界で活躍する第一歩と考えている人もいます。お天気を伝える2つの仕事。似ているようで全く違う仕事なのです。天気に興味のある人は、挑戦してみてはいかかですか?